FOMC 利上げ決定
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- 2017.12.14
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FOMCは0.25%の利上げ決定。
今回の決定にはエバンス・シカゴ地区連銀総裁とカシュカリ・ミネアポリス地区連銀総裁が反対票を投じたとの事。反対票を投じた2名は来年の投票権を持っていませんが、FRB議長・副議長の交代やFRBメンバーの欠員・入れ替えで今後のFRBの方向性は変わる可能性があります。
また、2017年の利上げは年3回となりましたが、2018・2019年についても年3回の利上げ見通しが維持されています。2018年の成長見通しが上方修正されているように、一部では2018年は年4回の利上げ見通しに変更されるのではないかとの観測がありましたが、現状FRBもそこまでタカ派にはでませんでした。
予想の範囲内に終わったFOMCを通過し、市場の反応は順当にドル安。FOMC前に発表された米CPIもコアが予想を下回る伸び率となったこともドル安を加速させました。
ドルINDEXは94.1付近から93.4まで急降下。
貴金属はドル安を受け急反発。金は1250ドル台を回復。一方で為替は112円半ばまで円高に振れています。
FOMCという一大イベントが終わり、例年ならこれからクリスマスモードになるのでしょうが、今年は米税制改革という大きな問題がまだ残っています。
米利上げも税制改革次第でその方向性が大きく変わると思われます。最後まで気の抜けない年の瀬ですね。