ECB緩和縮小決定もユーロ安
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- 2017.10.27
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注目のECB理事会は量的金融緩和縮小を決定。
来年1月から現在の月額600億ユーロを300億ユーロに縮小。同時に、緩和継続が必要として買い入れは9月末まで継続。また、必要に応じて債券購入の増額や再延長の可能性も残しました。
ECBの決定内容は完全に想定内のものでしたが、会見でドラギECB総裁がインフレへの懸念を改めて示すとともに、大規模な金融刺激が依然として必要と強調。さらに今回の緩和縮小はテーパリングではないと発言するなどハト派的スタンスを堅持したことから、量的緩和縮小を決定したにもかかわらずユーロは下落。
ユーロ下落で相対的にドルは上昇し、ドル高に押された貴金属は下落。金は防衛ラインである1270ドルを抜けてきました。ここで次期FRB議長にテーラー氏決定などの売り材料が出れば金は大きく値崩れしそうな展開。要注意です。