頭の重い貴金属
- UPDATE
- 2015.02.26
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昨日はイエレンFRB議長議会証言二日目でしたが、前日と同じ内容で特に目新しいものはなし。ギリシャリスクが一服し、FRBの利上げに慎重な姿勢も確認されたところで材料出尽くし感があります。
そんな中、中国が春節祭休暇から復帰。底値圏にあると思われる貴金属がどこまで盛り返すのか期待していましたが、限定的な上昇に終わっています。
頭の重い貴金属を尻目に株価は上昇し、NYダウは連日の過去最高値更新。
世界的な緩和競争でマネーは溢れているはずですが、その行先は現状最も良いパフォーマンスを見せている株に集中。原油を筆頭に商品市場は低迷し、貴金属はあくまでリスクヘッジとして買われているだけという印象。つまり株価が多少崩れて、そこからの資金流入がない限り貴金属は厳しいのではないでしょうか?
下落の流れにはいったん歯止めをかけることが出来ましたが、反転上昇に移るにはまだ材料が足りません。