頭の重い貴金属
- UPDATE
- 2013.09.29
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市場全般としては米債務上限問題からくる不透明感からリスクオフの1週間となりました。
ここにきて米株式もやっと調整。一方で安全資産として買われるべき貴金属の上値は重いです。
貴金属の頭を押さえている要因は10月緩和縮小観測。相次ぐ連銀総裁の発言に貴金属市場は萎縮しています。27日にはエバンス・シカゴ連銀総裁が失業率があまりに高いことから、当局は景気刺激策を続けるべきとの見解を示し、さらに10月緩和縮小開始が見送られても以外ではないと発言。
エバンス総裁の発言が週末の貴金属価格を支えましたが、FOMC内で意見が拮抗していることには変わりません。こうなってくると10月4日の米雇用統計が大きな意味を持ってくることになるでしょう。底値固めの1週間となりそうです。