相場天気予報MARKET FORECAST

ＦＲＢによる出口戦略の行方を見極めたい市場。

昨日はハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が、9月にバランスシートの縮小に着手し、追加利上げは12月まで待つ可能性があるとし、また、バランスシートの縮小開始に伴い利上げは一旦停止する必要があるとの考えを示しました。

前日にはエバンス・シカゴ連銀総裁から、インフレ指数の弱含みを理由に、追加利上げの是非は12月まで待つことが出来る。バランスシート縮小に着手する時期はかなり近いと、ハーカー総裁の意見と同様の発言をしています。

9月のバランスシート縮小開始、12月追加利上げという流れがメインシナリオとなりますね。

様子見の市場ですが、懸念されている原油相場の崩れが止まらないことから総じて頭の重い展開。ＮＹダウも続落しています。

貴金属は狭いレンジで膠着状態。金も1240ドル～1250ドルのレンジでの値動きですが、上下に抵抗線がある重要な局面。ただ、可能性としては一度下抜けする目が優勢です。