非常に不安定な市場
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- 2015.09.10
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昨日は中国の景気刺激策期待から日経平均が急反騰。
なんと1343円高という21年振り、歴代6位の上げ幅となりました。
アジア株高を受け欧米株も上昇を見せていましたが、米7月雇用動態調査(JOLT)が市場予想を大幅に上回る改善を見せたことで状況は一変。9月米利上げ観測が再び高まりを見せNYダウは反落となっています。
非常に不安定な市場となっています。
日経平均は18,000円割れを起こし、底値圏にあったのは確かですが、具体的な出来事ではなく期待感の上げでこの暴騰は行き過ぎ。
また、米7月JOLTについてもこれまであまり材料視される指数ではありませんでした。すでに米雇用統計により米雇用状況の堅調さは確認されており、これを理由にした利下げ見送りは考えにくいところであり、問題は中国をはじめとした世界経済に対する影響をFRBがどう考えるかという事です。いまさらJOLTというマイナー雇用指標でこれだけ動揺するほど市場は不安定なのですね。
貴金属はインドの金輸入抑制策の話もあり急落。金は1100ドルの大台割れを試すような展開となっています。
市場全体のボラリティが高い状態が続きます。