静かすぎて不気味さを感じる市場
- UPDATE
- 2014.06.10
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昨日は経済指標もその他イベントも発生せず静かな市場でした。
先週のECB追加緩和とまずまずの結果となった米雇用統計の余韻が残り、ダウ・S&Pは連日の最高値更新。
VIX指数(恐怖指数)も急低下しており、市場は上げ上げ状態なのかというとちょっと違います。最高値を付けている米株式も含め、市場全体の流動性が弱まっているような印象です。為替でもドル/円のボラリティが過去最低を記録。VIX指数は低下していますが、実態はリスクオンではなく市場が委縮しているという感じを受けますね。
貴金属も例外ではなく、昨日はほとんど値が動きませんでした。
このところの市場は道理に合わない動きも多く、いろいろなところにねじれが出来ています。無理なねじれが修正されるまでは、リスクを取ってまで勝負する局面ではないのかもしれません。静かすぎて不気味さを感じる市場ですね。