雇用統計を受けてもドル売りは限定的
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- 2015.04.07
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連休明けとなった欧米市場。
サプライズとなった米雇用統計をどのように織り込んでくるのか注目でしたが、結果的にはドル売りは限定的であり、逆にドルINDEXは上昇しました。発表が連休に重なったことで、冷静になる時間が市場にあったことも大きかったのでしょう。
今回の雇用統計が一時的なブレであるのか見極めたいとの思惑が強まっています。
いずれにしろ米利上げ時期予想は後退。これを受けNYダウは117.6ドルの続伸。
貴金属は昨日アジア時間スタートと共に急騰しましたが、米時間にかけてドル高に押され上げ幅を縮小。金は結局1210ドル台に戻されました。
材料的にはもっと吹き上がってもおかしくはないと思うのですが、連休を挟んだことで勢いをそがれた印象。また、欧州でギリシャ債務問題が再び浮上していることもドルが崩れなかった要因です。
未だ市場は落ち着きを取り戻しておらず、まだまだ荒れるでしょう。