雇用統計より大統領選
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- 2016.11.07
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週末に発表された米10月雇用統計は非農業部門雇用者数が16万1000人増と市場予想17万5000人を下回りました。尚、失業率は4.9%と前月5.0%から低下しています。
市場予想には届かなかったものの、堅調な雇用状況を表す結果です。また、前2カ月も上方修正されています。内容的には労働参加率がやや低下したものの、平均賃金は予想以上の伸びとなっており、総じて良い数字となっています。
米10月雇用統計は12月利上げを後押しする結果となりましたが、市場の関心は米大統領選。接戦が続いている事もあり、雇用統計への反応は限定的でした。
週末の時点ではトランプリスクが強く意識され、貴金属は高値を保ったまま週を跨ぐことになりましたが、今朝のニュースで市場は大揺れ。
FBI・コミー長官がこのタイミングでヒラリー・クリントンをメール問題で訴追しないと発言。トランプリスク後退は市場にとって好材料ですが、まだ見極めが必要でしょう。
いずれにしろ、明日投票で、日本時間では9日午後には結果が出る予定です。