金6連騰
- UPDATE
- 2014.06.26
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昨日の米経済指標。
米第1・四半期GDP確定値が発表され-2.9%と大幅下方修正。
速報値は+0.1%、改定値は-1.0%となっており、今回の確定値の市場予想は-1.7%とされていましたが、大きく離れる結果となりました。
数字だけ見るとなかなかのサプライズですが、市場の反応は限定的。なぜなら悪天候が要因であり、既に堅調な回復に回帰しているという見方が相変わらず強い為。
ただ、実際には天候要因は1.5%程度押し下げたに過ぎず、消費支出が1.0%増と約5年振りの低水準に落ち込んでいるのも大きな要因であり、今後の米GDPに対する過度な楽観視は控えた方が賢明です。
地政学リスクでは停戦合意に至ったはずのウクライナで戦闘が継続しているとの事。また、イラクで情勢ではシリアがイラクを空爆したとの報道も入ってきており混迷は深まっている印象。商品相場に対する影響では原油がある分、イラク情勢が材料視されますね。
地政学リスクは横ばいでも、弱い米GDPから米金融緩和の長期化観測という事で、やや調整ムードにあった貴金属は切り替えし小幅上昇。金は6営業日連続の上昇という事になりました。
6月もあと少し、月末要因も軽くこなし、高値追いの7月となるでしょうか?