金1200ドル
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- 2016.02.09
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昨日から中国が春節祭入り。
中国市場の休場で少しは市場が落ち着くかと思いきや、大荒れの市場が続いています。
強含んだ米雇用統計の余波もある中、欧米株が急落。原因は、大きく言えば世界経済への先行き不透明感からのリスクオフ。詳細を見れば、米追加利上げ観測、中国景気減速懸念、ギリシャ債務危機、北朝鮮核問題、さまざまな要因が複合的に絡み合ったうえで、世界的な景気不安感が高まっているという印象。
そして原油も再び30ドル割れ。
一方、不透明感・不安感が市場を支配したことで台頭するのが貴金属。金は昨年6月以来となる1200ドルにタッチ。引けにかけては1190ドル台に戻っていますが、勢いがある値動き。まだ上値を狙いそうです。
ただ為替も、黒田日銀がマイナス金利を導入してまで防衛しようとした115円まで円高が進行。黒田日銀による次なる対応も噂されています。
今週は明日からのイエレンFRB議長議会証言が注目。おそらくは3月利上げ見送りを明言することはないと思われますが、市場に落ち着きをもたらすようなハト派的な表現がほしいところ。市場の期待に応えることができるのでしょうか?