金融政策転換点での一時的な変調?
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- 2015.03.26
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昨日発表された2月耐久財受注は-1.4%と市場予想+0.4%を大幅に下回りました。前月分も+2.8%から+2.0%に下方修正。
ドル高に加え、悪天候や西海岸のストライキが影響したとの事ですが、それにしても予想以上に悪い数字です。この結果を受け、ゴールドマン・サックスは第一四半期GDP予想を+2.0%から1.8%に引き下げるなど、相次いでGDP予想が下方修正されています。
米利上げ時期・ペース共に景気動向次第ということで注目が集まる米経済指数でしたが失望を誘う結果となりました。雇用関連の数字はこれ以上ないところまで改善をしてきているのは確かですが、その他の経済指数はドル高要因が主因となり低調。インフレ率等も併せて考えると簡単に利上げに踏み切るには難しい状況と言えます。
金融政策転換点での一時的な変調と割り切れるのでしょうか?
米利上げ観測は遠のく結果となりましたが、NYダウはドル高による景気先行き不安から約300ドル急落。3日連続の下げとなり、順調に見えた米株式市場も変調。
一方で、ドル高一服を受け金は6日連騰。外部要因にも左右されず、着実に底値から切り返してきました。1200ドルに抵抗線があるようなので、早めにここは突破しておきたいところです。