金・銀の急騰
- UPDATE
- 2014.06.23
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先週突如として急騰した金と銀。
特に沈み切っていた銀が久しぶりに20ドルを回復し、貴金属相場を牽引する形を見るのは個人的にもうれしい限り。
FOMC翌日に急騰したことから、行き過ぎた金利上昇観測からの巻き戻しかとみられましたが、要因は複合的のようです。
ただ、先週までの金と銀の値位置が低すぎたことも大きかったと思われます。FOMC後の金・銀には上げ余地が大きいと考えていましたが、ここまで上昇した後は更なる追加要因が必要でしょう。
燻っているイラン情勢を筆頭にウクライナ情勢・アルゼンチンデフォルト辺りの動きには注意が必要です。
金・銀は上昇しましたが、ちょっと前まで勢いが良かった白金系(プラチナ・パラジウム)は息切れ気味。しかし、南アフリカ鉱山の労使交渉がうまくまとまったとしても、ここまでの生産ロスは甚大であり、供給不足に陥るのは必至の状態。現状は一服しているにすぎません。
あとは為替がこの水準をいつまで保っていられるかが鍵ですね。