金は1300ドルを射程圏内に
- UPDATE
- 2015.01.21
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特に目立ったイベントのない中、ECB理事会でのQEを織り込む動きが進みました。
22日のECB理事会でのQEはほぼ確実視されており、問題はその規模に移っています。
5000億ユーロ程度と考えられていた緩和規模予想は、現在7000億ユーロ程度まで上方修正されています。しかし、気まぐれな欧州は最後まで気が抜けません。どんでん返しもゼロではないでしょう。
安全資産を求めた資金は貴金属をさらに押し上げ、金は1300ドルを射程内に収めました。
現状、市場で買われているのは貴金属と国債。バブル状態の国債金利はマイナスも珍しくなってきました。マイナス金利が意識されれば、金利がつかないというデメリットがなくなる貴金属にとっては追い風。円高も一服しており、国内価格はもう一段高を見込めそうな相場となっています。