週末・月末、米3連休前
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- 2014.08.30
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週末・月末に加え、米3連休前となった昨日。
主にウクライナでの地政学的リスクと米利上げ前倒し観測が綱引している状況が続いています。
まず、ウクライナ情勢。1000名以上のロシア軍兵士がウクライナ領内に侵入していることが公表され、西側諸国からの非難を受けているロシアですが、証拠とされた衛星画像をねつ造として否定。当然、軍事介入についても認めていません。
主ってだって軍事関与を否定するロシアですが、現実はロシアの直接介入を受けた親露派が勢力回復中。停戦協議をするにしてもある程度のところまで力関係を戻しておかないと、交渉を有利に進められないという事もあるのでしょう。
戦闘は激しさを増しており、西側も対ロシア制裁の強化に出ることは確実な状況。当分収まりそうにありません。
一方で、利上げ前倒しに向け着々と改善を続けている米経済。昨日発表された経済指標も軒並み改善となっています。
また、ECBの追加緩和観測もあり、ドルは一段高。ドルINDEXは82.75まで跳ね上がっています。
強いドル高を受け、為替では円が104円台まで円安に振れていますが、ドル建て貴金属価格は圧迫されています。それでもこれだけ強いドル高を受けながらも下落は限定的。地政学的リスクがサポートしているのも大きな要因ですが、そろそろ悪材料を消化した可能性も有ります。ここを底値として、9月攻勢に出ることは出来るでしょうか?