週末のイベントの結果は
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- 2016.12.05
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週末発表された11月米雇用統計は非農業部門雇用者数が17万8000人増と市場予想18万人増とほぼ一致。また、失業率は4.6%と前月4.9%から一気に低下しています。
全体的には堅調な雇用状況と言えますが、労働参加率の低下や平均時給が伸び悩んでいる部分は懸念材料。しかし、結論としては経済政策の流れを変えるほどのインパクトはなく、12月利上げに向けまたひとつ障害が取り除かれた形です。
そして週末のもう一つのビックイベントであるイタリア国民投票は、改憲反対派が優勢で、早々とレンツィ首相が敗北を認め辞意を表明しています。
経済にとってはレンツィ首相の辞任は不確定要素が増えるという面で悪材料。しかし、今回の選挙は改憲反対派が勝利するであろうことが予想されていたため、ここまで市場に目立った反応はなしですが、欧州各地に影響が波及していく可能性がありますのでまだ油断できません。
尚、貴金属は方向性なく横ばいです。