連休明けの市場
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- 2013.07.16
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3連休明けの日本市場です。
昨日発表された中国第2・四半期GDPは+7.5%。
第1・四半期の+7.7%からやや鈍化したものの、市場予想の7~7.5%からは上振れしており、中国政府目標である+7.5%は死守した結果です。
このところ中国経済について悲観的な見解が広がり、市場では6%台もあり得るのではないかとの憶測も出ていましたので、数字だけを見れば好結果。市場も素直にリスクオンとなっています。
しかし、中国経済指標の信ぴょう性については疑問だらけ。出てきた数字をそのままの信じることは危険でしょう。
また、米国では小売売上高が発表され、+0.4%と市場予想+0.8%を下回りました。これで米緩和縮小観測がさらに後退し、ドルは軟調。
結果だけ見れば中国経済は堅調で米国経済はやや失速気味。
市場はリスクオンで、NYダウは3営業日連続となる史上最高値更新とイケイケムード復活。
貴金属も景気連動商品であるプラチナは連騰。しかし、金は1300ドルの天井を破ることができません。ファンドの先物金買い攻勢を強めていますが、現状打破にはもう一つ材料がいるでしょう。
さて、今週の注目は17.18日のバーナンキFRB議長証言。半期に一度の金融政策に関する議会証言であり、発言に対する重みが違います。右往左往したバーナンキの出口戦略に対するスタンスが、ここではっきりすることとなるでしょう。
貴金属市場にとって大きな分水嶺になります。