連休中の動き 貴金属は上昇
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- 2015.01.13
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週末発表された12月米雇用統計は非農業部門雇用者数が25万2000人増と市場予想24万人増を上回る改善となり、失業率も5.6%まで低下。さらに過去2か月の数字も上方修正され、改めて米雇情勢の堅調さが確認されましたが、一方で賃金の伸びはマイナス。
低インフレもあり、低賃金雇用が先行しているのではないかとの懸念で早期利上げ観測は後退。結果的に今回の米雇用統計は判断の難しいものとなっています。
そして昨日は再び原油が下げに転じたことからリスク回避ムードの再燃。
原油下落のきっかけはゴールドマン・サックスの原油価格見通しの引き下げから。リポートでは30ドル後半までの下げも予想されています。しかし、GSの見通しは風見鶏的なものですから、さほど過敏に反応する必要はないと考えます。今回は売りたい勢力がきっかけに使っただけでしょう。
いずれにしろ原油安から新興国通貨安、米株式下落と繋がり、市場はリスク回避。
貴金属は安全資産として買われ、金は1230ドル台。国内価格は円高に押され上げ幅を削っています。