逆風の貴金属
- UPDATE
- 2013.05.14
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昨日発表された米小売売上高は前月比0.1%増と、市場予想0.3%減を上回る好結果。
雇用統計からの金融緩和縮小観測がさらに強まっています。
また、このところ長期金利の上昇が話題となっています。急騰を続ける株式市場に債券市場から資金がシフトしているようです。これはアベノミクスの副作用。インフレ2%を目標に掲げており、ある程度の金利上昇は許容しなくてはならないものですが、行き過ぎが懸念されます。
ドル高に長期金利上昇と貴金属に強い逆風が吹いています。
昨日金はアジア時間に1430ドルを割り込み、さらに下落するかと思いましたが1440ドル台に戻してきています。なかなか貴金属もしぶといですね。
ただ、現状での流れは下落トレンドであり、戻りも限定的でしょう。2番底を意識せざるを得ない展開です。