追加緩和の期待高まる 市場は全面高
- UPDATE
- 2012.08.20
- GATEGORY
- OTHER
米新規失業保険申請件数が発表され、38.0万件と前週比+1.3万人と予想を上回る悪化となりました。
米雇用統計に続き、雇用状況の弱さが示されたことで、市場の追加緩和期待はさらに高まっています。金融関連要人も前回の追加緩和に否定的なスタンスから徐々に賛成の声が増え始めてきました。
株価の上昇にも陰りが見え始め、物価上昇も一段落。ツイストオペも6月で期限切れとなるなど、追加金融緩和発動への条件は揃っているように感じます。オバマ大統領も米大統領選に向けて景気高揚は外せないでしょう。
25日のFOMCでQE3発表はあるのでしょうか?
米追加金融緩和期待から市場は久々のリスクオン。
株・商品全面高です。
貴金属も上げ足を速め、金は一時1680ドルまで急騰しています。急落の原因がFOMCでの追加緩和なしの失望売りからでしたので、下げた要因が否定されようとする現状でこの水準回復は当然です。ただ、最近はここからの上値が重い展開が続いています。今回も1700ドルの壁を破れないようだと今後の値動きに差し支えるでしょう。
国内価格は為替で抑えられていますが、さすがに白川日銀総裁もフォローを入れてきています。月末の会合での追加緩和はほぼ既定路線なのでしょうか?