貴金属連騰 それでもBOX相場
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- 2014.05.15
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特に目立った材料のない中で、貴金属は連騰。金は1300ドル台に復帰しました。
整理すると、6月ECB追加緩和観測から始まった動きで、ECB緩和マネーが米国債に流入するとの見方が台頭。米長期金利の低下からドル安貴金属高へと進んだ一連の流れ。
当初はECB追加緩和によりユーロ安ドル高貴金属安に振れましたが、市場に余剰マネーが流入することは貴金属にとって決してマイナス材料ではありません。
米国は出口に向かいつつありますが、ECBだけでなく中国・日本といった他の国々は追加緩和姿勢です。いずれ歪が出てくることでしょう。
連騰となった貴金属ですが、BOX圏を抜け出すほどの勢いはありません。金は1320ドル~1270ドルの間を行き来しています。そろそろレンジブレイクとなってほしいものです。