貴金属反発も深追いは危険
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- 2012.08.20
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1530ドルで底を打ち、急速に値を上げた金でしたが、1600ドルの壁に阻まれ停滞中。
ここを抜ければGW以前のBOX圏である1630ドルくらいまでは上げてきそうです。しかし、1600ドルを前にした足踏みが続くようなら反落もありえる状況かと思われます。
銀・プラチナも金に追随して動いており、貴金属相場は金価格次第ですね。
為替は日銀金融政策決定会合を前に79円手前で膠着。ここで78円に突っ込むようなことがあれば会合で何らかの手が打たれるでしょう。79円台で滞留している限り腰の重い白川日銀は動かないことが予想されます。期待されていない今回の会合はサプライズの絶好の機会なのですが…。
最悪なのは会合が終了するまで今の水準で推移し、会合後に一気に円が買い進まれることです。
欧米では緩和は不可避の状況。日銀も次なる手を市場に先駆けて打っていかなくてはさらなる円高を招くでしょう。
いずれにしろ6月17日のギリシャ再選挙が近づけば再び市場は安全資産へと退避します。それまでにどこまで値を戻すことができるのでしょうか?深追いは危険ですね。