貴金属に反転の兆し?
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- 2017.05.12
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特に新規材料はなく、6月米利上げとトランプ政権の議会運営料力への懸念が意識される展開が続いています。
はっきりとした方向は出ていませんが、6月利上げが確実視されている中でもドルINDEXは100を越えることが出来ず、NYダウは3日連続の下落。
米景気回復はすでにピークアウトしており、だからこそ次の景気後退に備え、できる限り金利政策の幅を確保すべくFRBは利上げを急ぐのだとの見解もあります。今年あと2回の利上げができたとしても、来年以降の米金融政策は不透明。この辺りの懸念が安全資産としての貴金属を支えているともいえます。
貴金属は小幅ながら続伸。金は1220ドル付近の攻防を繰り返していますが、下落に歯止めのかからなかったプラチナ・銀がやや持ち直している印象。特に銀は市場の先行指標ともなるため、ここからの動きに注目です。