貴金属にとって厳しい夏
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- 2014.08.05
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先週のビックイベントの余韻が残る市場。
強い米GDPと最低限の米雇用統計という結果で、トータルでは利上げ前倒し観測がさらに優勢になっています。
昨日は経営危機が懸念されていたポルトガル最大行エスピリト・サント銀行の経営権を49億ユーロの救済でポルトガル中銀が所得したと発表。ポルトガル発の信用不安が一応の決着となったことで市場に安心感が出ました。
市場の反応は限定的だったものの、全体的にはリスクオンの流れ。安全資産としての魅力後退の貴金属は一段安。
貴金属にとっては厳しい夏となってきました。経済状況にはあまり期待できず、地政学的リスク頼みです。上げ材料がない中で、現在の水準を維持できるのでしょうか?