行って来いの相場
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- 2016.04.19
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産油国会合での原油増産凍結見送りにより、原油は急落しリスクオフに動いていた市場でしたが、欧米時間にかけ落ち着きを取り戻すことができました。
市場のムードが一転したきっかけはクウェートで起きた石油労働者のストライキ。給与カットなどの待遇悪化に抗議した石油労働者が無期限のストライキを敢行。このストライキによりクウェートの原油生産量は1/3になるとのこと。事態収拾の目途はまだ立っておらず、また今後同様のストが他国でも起きる可能性も否定できない状況です。
また、今回の会合での原油増産凍結は合意に至りませんでしたが、6月のOPECではまとまることができるとの楽観的な観測もあり、原油は急落した37ドル台から40ドル台までの切り返しに成功しました。
結果としては週末の相場とほぼ同じ水準と行って来いの展開です。そして、不安定な原油市場の状況から6月の米利上げ観測は後退したことによりNYダウは上昇。ダウは1万8000ドルを越えてきています。
予想が難しい相場が続きますね。