行き過ぎた利上げ前倒し観測の後退
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- 2014.10.10
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前日公開されたFOMC議事録で、ドル高や欧州・アジア経済の見通し悪化による影響を懸念し、利上げ時期に対し慎重な姿勢を見せていることが判明。来年早期に利上げが開始されるという行き過ぎた利上げ前倒し観測が後退。
また、昨日は懸念されている欧州で再びドイツの経済指数が悪化したことが切掛けとなり米株式が急落。また、原油価格の下落が止まりません。シェールガスに押され、需要面でも世界景気の減速が重しとなりジリ貧の状態。商品相場にとっても原油は大きな影響力がある為、その動向は無視できません。
貴金属が大幅下落となった要因に変化が出て、底値圏から回復。先月末からの急落以前の相場に近いところまで戻してきています。ただ、ここまでは自律反発の範囲とも取れるところであり、ここからの上昇には更なる材料が必要でしょう。円安は一服状態で、さほど期待できません。次の動きが読めません。