相場天気予報MARKET FORECAST

ウクライナでは米露の思惑もあり、全面的な戦闘までは至っていませんが、各地で小競り合いが起きている様子。死者も出ており、混沌とした状況が続いています。

落としどころを巡り、ウクライナの頭越しに交渉が行われているのでしょうね。ロシアとしてはクリミアと違い、ウクライナ東部を強引に編入しようとは考えていないようです。ただし、緩衝地帯として最低限中立は保たせたく、米国の傀儡政権によるＮＡＴＯ加入という事さえなければＯＫなのではないでしょうか？

内向き傾向を強めている米国としても、これ以上の緊張は望むところではありません。また、ウクライナという国に対してもそこまで肩入れする理由はないでしょう。

少なくともウクライナ以外に混乱が飛び火する可能性は低そうです。

ウクライナの混乱は続いているにも関わらず、一昨日貴金属は急落。金は一時1284.4ドルまで急落しました。その後1300ドル台にすぐに復帰していますが、自律反発の域を出ません。急落の原因ははっきりとしたものではありませんが、中国での金需要後退の報が影響したとの事。また、先月急落した銅と同じく、理財商品がらみに金が使われていたという事も、嫌気された一因でしょう。

いずれにしろ下値を試すほどの環境ではないので、一時的な調整とみますが…。