落ち着かない市場
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- 2016.05.13
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連日上へ下へと落ち着かない市場。
昨日はドル安からの切り返しでドル高。貴金属は下落となっています。
前日の上昇していた事もあり、軟調に推移していた貴金属でしたが、この日発表された米週間失業保険申請件数が予想外に増加したことを受け一気に上昇。金は1280ドルまで急騰しましたが、その後米連銀総裁が相次いで追加利上げの可能性を示唆したことから急落に転じ、1260ドル台まで下落して引けています。
一方で為替は、ドル高に加え6月の日銀追加緩和期待から109円付近まで円安に振れています。
依然方向性が出てこない市場です。原油は堅調に動いていますが、非鉄系は下落傾向。貴金属は世界的な不透明感があり、底値は限定的ですが、既に買いも積みあがっており上値も限られている状態。
結局は米利上げ政策次第。これもイエレンFRB議長はぶれずにハト派であり、その他メンバーがバランスをとるようなタカ派発言を繰り返すというお決まりの状況。市場が振り回される不安定な環境が続きます。