相場天気予報MARKET FORECAST

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落ち着いた週明け相場 中国リスクに注意

UPDATE
2013.06.10
GATEGORY

週末の米雇用統計で右往左往した市場でしたが、週明けは落ち着いたスタートとなっています。米雇用統計を通過し、最重要課題である量的緩和早期縮小についての見解は結局割れたまま。玉虫色で、しこりが残った相場です。

日経平均は400円以上反発し、最も値動きの激しかった円相場も98円付近で推移し、ひとまず混乱は収束。日経平均は12,900円台、為替は94円台まで突っ込みを見せた為、下髭を付け底打ち反転との見方もありますが、判断するには時期尚早であると思われます。

本日から日銀金融政策決定会合。黒田日銀からの次の矢が期待されます。

 

 

マーケットの不安材料として、中国の景気後退への不安が高まっています。8日に発表された中国5月輸入は前年同月比1%増と市場予想7.4%増を大幅に下回る数字。このところ発表される経済指標が悉く弱い結果になっており、さらに民間から発表される数字と政府発表の数字の乖離が問題視されています。作られた数字でさえ弱い状況で、実際はどれだけ悪化しているのか懸念が高まっています。

中国市場は12日まで休場。予想できないタイミングで爆弾を投下してくるのが中国です。十分な注意が必要でしょう。

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