荒れる9月相場
- UPDATE
- 2012.09.18
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QE3から週末を挟み、相場は一服。
好材料出尽くし感からの調整ムードが漂っています。
また、昨日は原油が謎の急落を見せたことも商品相場にとっては重しになりました。
貴金属では上昇率の高かったプラチナの急落が目を引きます。急激な上昇の後だけに、谷も急で深いものになる可能性があります。
南欧債買い入れで一息ついていた欧州では、早くも問題が浮上しそうな気配。スペインが追加支援の条件となる正式要請に逡巡を見せています。ここでの支援要請は追加緊縮策を受け入れることと同義であり、それは政権崩壊につながる恐れがあります。スペイン国債はすでに上昇傾向にあり、決断の時は迫っています。ドイツの厳しいスタンスも変わっておらず、また一悶着ありそうです。
為替相場では、欧米の量的緩和策の影響で円高が進んでいましたが、本日から開催されている日銀金融政策会合を前にし、警戒感から元の水準まで戻しています。ここで日銀が決断できないようであるなら、77円台まで円高が進むことは確実であると思われます。また、中国の暴動も為替相場に影響を与えており、予断を許さない状況です。
リーマンショックから4年。9月の相場は荒れます。