英EU離脱派勝利の余波が続く
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- 2016.06.27
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英EU離脱派勝利の衝撃がまだ収まらない不安定な市場です。
英EU離脱派勝利の投票結果を受け、東京市場から始まった株暴落は世界を伝播。約1300円安となった日経平均に続き、欧州では仏で約-8%、ドイツでも-6%。震源地の英国が-2.5%と最も傷が浅かったのは皮肉です。米国も無傷でいられるはずもなく、NYダウは-3.4%の610ドル安。
リーマンショック以来の衝撃となった英国のEU離脱。
サプライズではありますが、リーマンショックの時とは違い、最短2年後の離脱に向けての猶予期間もあり、そのスケジュールも管理されています。また、世界各国も離脱の可能性も想定して対応を練っていました。不透明感という点ではリーマンショックと比べればクリアな状況であり、慌てすぎるのも禁物。
週末も世界的に英離脱に対しての対応策が話し合われていました。共同介入も含め、暫くは様子見が吉かもしれません。
まさかの投票結果判明で、為替は99円、金は1360ドルまで瞬間移動したような相場。
金は不確定要因が増えたことと、米利上げの大幅な後退で、抑えられていた蓋がなくなった状態。ただ、為替については上記の要因は円高要因となります。日銀の介入観測もあり、102円付近で収まっていますが、介入の内容次第で再び円高に走り出す可能性大です。