英EU離脱の可能性高まる
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- 2016.06.14
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来週23日に行われる英EU離脱国民投票ですが、ここにきて離脱支持が勢いを強めています。
当初はスコットランド独立投票のように、接戦になるにしろ、経済的なデメリットなどを顧みて最終的には残留に落ち着くはずだとの見方が大勢でしたが、投票10日前と差し迫った現時点で離脱支持が53%と残留を上回り、その差は拡大傾向。週末の米銃乱射事件の影響もあり、市場は離脱の可能性を織り込み始めています。
本日から行われるFOMCでの利上げは見送られるとの公算ですが、中国の経済指数も低迷しており、世界的なリスク回避が強まっています。
NYダウは3営業日連続の下落となり、一方で安全資産として買われている金は1280ドル台まで高騰。FOMC後の声明次第で1300ドルもあり得る状況です。
ただ、為替が問題。世界的なリスク回避や日銀の金融緩和期待の後退など、円高要素が積み重なっています。105円の強い防衛ラインがありますが、ここを抜けると一段高必至です。