相場天気予報MARKET FORECAST

衆議院選挙は自公が325議席を獲得。再議決権を持つ2/3を超える予想以上の圧勝となりました。

選挙結果を受け為替は一時84.3円まで円安が進み、現在も84円台で推移しています。

300議席程度なら材料出尽くしで円が反発することも考えられましたが、予想以上の大勝ちとなったことで円安圧力が強まりました。

市場も選挙結果を素直に歓迎し、日経平均は9900円台まで回復しています。

そして19～20日に開催される日銀金融政策決定会合に、今回の選挙がどのような影響を与えるのか注目です。リフレ策を掲げ大勝した安部自民党であり、日銀に対するプレッシャーは非常に強めるでしょう。追加緩和は既定路線であり、問題はその規模です。米国に負けない規模を期待したいところです。

ただ、再任の見込みが限りなくゼロになった白川さんが最後っ屁をかまさないか心配ですが…。

ドル建て貴金属は相変わらずモジモジとした動きをしています。しかし、日本が更なる量的緩和に踏み切り、米国の財政の崖に目途がつけば、天井が取り払われたような急騰になっても不思議ありません。この年末は強気です。