緩和縮小決定
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- 2013.12.19
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FOMCで緩和縮小が決定。
1月から債券購入額を月額100億ドル減らし、750億ドルに縮小。
緩和縮小のダメージを和らげるべく、セットにて発表されたフォワードガイダンスは、
失業率6.5%、インフレ2.5%が基準と据え置きながらも、基準を大きく越えない限り異例の低金利を継続すると強調しました。
ついに緩和縮小が決定しました。昨今の好調な経済指数から市場もほとんど織り込んでおり、ここで決定できなければ9月と同じくFRBに対する信頼毀損につながったかもしれず、妥当な決定でしょう。
大きな不確定事項が消化され、本格的な米経済回復への期待から市場はポジティブに反応しました。緩和縮小による大きな恩恵を受けてきた株価でも、ダウが16000ドル台を回復する大幅上昇。
貴金属は当然のごとく下げましたが、多くのアナリストが予想していたほどの暴落にはならず、金は約10ドル程度の下げ。為替が大きく反応し、104円台となったことで、国内価格は逆に上昇しました。
ただ、FOMCの発表は米時間後だったこともあり、影響はまだ世界を一巡していないことには留意する必要があります。
いずれにしろ緩和縮小問題が越年することなくてよかったのではないでしょうか?マイナスの面ももちろんありますが、これで新たなステージに転換です。