緊迫のシリア情勢を受けリスク回避強まる。
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- 2018.04.12
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米トランプ大統領によるシリアに対するミサイル発射警告を受け、中東地政学リスクが俄かに燻りを見せる中、昨晩のマーケットは緊迫のシリア情勢に大きく反応。
中東地政学リスクの高まりを受けNY原油相場は年初来高値を更新し、足元67ドル台まで急伸。金相場も原油と共にツレ高となり一時1365ドル近辺まで急騰。
非鉄相場も原油・金の急騰に引っ張られる格好で昨晩は全般的に上昇し、銅・ニッケルの海外相場はそれぞれ7000ドル・14000ドル目前まで上伸。
今朝方発表された前回FOMC議事要旨では引き続き景気に対する強気見通しが示され利上げが強く意識されるものの、シリア情勢が市場のイニシアティブを専有する中では特段材料視されず市場の反応は限定的。
米中貿易戦争、米ロ冷戦激化、米朝首脳会談いずれもトランプ大統領が絡む中で、ボラ高相場は否応なしにまだしばらくは続くでしょうね。
≪本日の主要経済指標発表予定リスト≫
12日 18:00 ユーロ:2月鉱工業生産〈前月比〉
12日 21:30 アメリカ:前週分 新規失業保険申請件数
天気マークの説明
- 1.強基調・上昇
- 2.横ばい・もみ合い
- 3.弱基調・下降
- 4.急騰・急上昇
- 5.急落・急下落
- 6.ジリ高(市況:好調)
- 7.ジリ安(市況:好調)
- 8.ジリ高(市況:低調)
- 9.ジリ安(市況:低調)