続・EU離脱決定による混乱
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- 2016.06.28
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EU離脱決定による混乱が続いています。
震源地である英国では、ブレグジットから「後悔」という言葉に掛けた「リグレジット」という造語が流行。離脱派が選挙時に主張していたことの誤りを認めるなど、英国では若者や都市部を中心に選挙結果に対する後悔と再投票を求める声が強まっています。究極的には国民投票に拘束力はなく、解散総選挙などにより改めて民意を確認・反映させるといった手法まで議論されていますが、現実性には疑問符が付きます。
いずれにしろ、真っ二つに割れた英国の溝は深く、さらにスコットランドや北アイルランドの独立問題も蒸し返されるなど、英国自体の存続も危ぶまれる危険な状態です。
大荒れとなった週末の市場でしたが、週明けの昨日はやや落ち着いた動きとなりました。
全体的なリスク回避は続き、下落幅が大きかった日経平均の自律反発を除き、世界的には株安継続。NYダウは-260ドルの続落となりました。
安全資産として急騰していた金はドル高に振れている事もあり上昇一服。為替も102円から101.5円付近で推移とやや落ち着いてきました。
世界的には様子見状態。協調介入や米利上げ時期を窺う展開です。