続・トランプ大統領発の混乱
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- 2017.02.01
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トランプ大統領発の混乱が続いています。
移民・入国制限による混乱が続く中、昨日は「他国が通貨を切り下げている」と発言し、中国と日本の為替政策を名指しで批判。さらにトランプ政権が新設した国家通商会議のナバロ議長が、ドイツがユーロの甚だしい過小評価を利用して貿易での優位性を高めていると批判。貿易黒字大国に対し次々と攻撃を仕掛けてきました。
こうなればドル安ユーロ・円高に動きます。ドルINDEXは100を割り込み、円は一時112円付近まで一気に円高が進みました。貴金属はリスクヘッジとして買われ急騰しています。
まさに懸念していたトランプリスクが炸裂した市場。
トランプ大統領ならではの駆け引きと評価する向きもありますが、移民・入国制限に表立って反対したイェーツ米司法長官代行を即座に解任。反対者を即座に排除する姿勢もマイナスに受け取られます。
トランプ大統領のおかげですっかり影が薄くなってしまいましたが、本日はFOMC。トランプ大統領の意に沿わない動きを見せれば、イエレンFRB議長とて解任される恐れもあります。ますます不透明感が増していく2017年です。