続・トランプリスクでNYダウ急落
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- 2017.08.18
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人種差別を肯定するような認識を示したことで批判が集まるトランプ大統領。
前日にはトランプ大統領への抗議から辞任者が相次いだ2つの大統領助言組織の解散を表明。政権内部でも批判の声が高まっており、この日はコーン米国家経済会議委員長が辞任するとの観測が浮上。政権側からはすぐに否定する発言が出ていますが、傍目からも亀裂が多く入っているのは明白。共和党だけではなく、側近者もトランプ大統領から離れつつある事態に、市場は改めてトランプリスクを再認識させられています。
また昨日は7月ECB理事会議事録が公開され、ユーロ高への懸念から早計な指針変更を回避することが重要とし、出口戦略への転換に慎重な姿勢が示されていました。
ドル・ユーロ安材料で市場はリスク回避。
どんな材料もポジティブに受け止めてきたNYダウも急落。NYダウは270ドル超の下落で2万2000ドル割れ。これまで大した調整もせずに上げ続けてきただけに、売られるときはその谷も大きくなるのは道理。ここからの値動きが注目されます。
貴金属はリスク回避の動きを受け上昇。金は1290ドル台まで上昇していますが、1300ドルの天井はなかなかに硬いものがあります。1300ドルを超えることが出来ればまた違った景色を見ることもできそうな雰囲気ですが・・・・。