絶大なる円安効果
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- 2013.02.07
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ドル建て貴金属価格はBOX圏内での小動きにとどまるものの、一段の円安で国内貴金属相場は青天井のような状態となっています。
一昨日の白川日銀総裁の退任前倒しで円は一時94円に到達。その後は93円台で推移しながらも、95円を窺うかのような動きは続いています。
日本は一足遅い貴金属バブルの様相を呈してきました。世界各国はドル建て貴金属相場の上昇を受け、既に史上最高値を更新していましたが、円高のあおりを受けていた日本だけは蚊帳の外でした。今までのうっぷんを晴らすかのような値動きとなっています。
しかし、くどいようですがドル建て価格は昨年末からほとんど動いていません。※プラチナは除く。つまり12/21金小売価格4,731円から2/7金小売価格5,325円までの594円という急騰は約10円という円安効果によるものという事です。
この円安が95円で止まるのか100円を超えていくものなのかは判断が難しいところですが、少なくとも米国からの非難が少ないところを見るとまだ突っ込みそうな雰囲気です。
本日はECB理事会を控えやや調整モード。そろそろ欧州問題が本格的に再燃してくるのでしょうか?