結局往って来いの相場
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- 2013.06.01
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量的緩和早期終了観測が後退したことから急騰していた貴金属相場でしたが、昨日は上昇分を打ち消す急落。結局往って来いの相場となりました。
昨日はまず欧州で発表されたユーロ圏失業率が過去最悪の12.2%。ユーロ圏CPIも1.4%の上昇と目標を下回る結果となりました。追い打ちをかけるようにビスコ・イタリア中銀総裁が、「ECBは景気を支援するために更なる政策行動をとる用意がある」と発言。ECBによる追加緩和や利下げが意識されたことで、ユーロの下落幅が大きくなりました。
米国でもシカゴ地区購買部協会景気指数が58.7と予想以上の改善を見せたことで、前日とは一転し、量的緩和早期終了観測が高まる結果となっています。
金は1400ドルの壁をやっと乗り越えたことで、次のステージへの期待が高まっていたところでしたが頭をたたかれました。逆に大きな上ヒゲを残すこととなり、大きな下落への可能性が高まったともいえる状況です。
いずれにしろBOX圏内から一度上抜けしたことで、相場が大きく動くことになるかもしれません。