米GDPは予想を下回る
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- 2015.02.02
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金曜日に発表された2014年第4四半期米GDPは+2.6%と市場予想+3.0%を下回る結果となりました。
前期は+5.0%と非常に高い成長率を示し、先日のFOMCでも景気見通しを上方修正していたことからGDPも強い数字が期待されていました。内容を見ると、原油価格の恩恵を受けた個人消費は4.3%と伸びを拡大したものの、企業設備投資が-1.9%となった事が足を引っ張りました。それでも潜在成長率とされる+2.5%はクリアしており、通年でも2.4%と前年を上回る数字で、悲観するほどではなく、事前のハードルが上がり過ぎていたという事でしょう。
米GDPの結果を受け、NYダウは251ドルの大幅下落。
前日に急落していた貴金属は買い戻され、金は1280ドル台に復帰。往って来いの動きになりましたね。ただ、金以外の貴金属は上昇したものの下落分を取り戻すことは出来ず頭の重い値動き。
国内価格をフォローしてきた為替もなかなか円安に触れなくなってきた印象。
米GDPが低迷したことで米景気先行きに疑念が生じています。今週末の米雇用統計の重要性が増しました。