相場天気予報MARKET FORECAST

早い方は既にGW入りしている日本ですが、市場は通常営業。

昨日は米GDPとFOMCというビックイベントがありました。

先ず、米第１四半期GDPは+0.2％と市場予想+1.0％を大きく下回る結果となりました。前期の+2.2％からの急減速で、約1年振りの低水準。冬季で数字が低迷しやすい時期ではありますが、それを割り引いても米経済の成長鈍化を強く印象付ける結果となりました。

そして米FOMC。景気認識を下方修正して減速感を認めつつも、現状は一過性の要因であり大きな流れは変化なしと成長見通しは維持。

6月の利上げ自体は否定しませんでしたが、市場は9月・12月の利上げが有力と、利上げ時期予想は後退。

米GDPの低迷でドル安は進みましたが、ハト派的観測が行き過ぎていたFOMCでの修正を受け貴金属は反落。先取りして織り込んでいたことや、材料出尽くし感と月末要因なども絡んだのでしょうが、ドルINDEXが95を割り込むような動きの中で急騰できなかった貴金属。単純に弱いとも言い切れませんが、モヤモヤが残る展開です。