米雇用統計改善で貴金属は急落
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- 2014.03.08
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注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増と市場予想14万9000人増を上回る改善。尚、失業率は6.6%から6.7%に悪化しています。
失業率は労働参加率の兼ね合いもあり、あまり材料視できませんが、今回の雇用統計は悪天候の影響が残るとみられ、弱気が大勢の中で非農業部門雇用者数が予想以上の増加を見せたことは市場を驚かせました。
これで前・前々月の非常に弱い雇用統計は悪天候が大きな要因であり、この要因がなくなれば順調に景気・雇用回復は進むとの考え方に傾きそうです。
そして、FRBは緩和縮小ペースを維持することになるのでしょう。
米雇用統計を受け米株式市場は急騰しましたが、貴金属はドル高に押されて下落。金は雇用統計発表直後に約20ドルの急落。その後下げ幅を縮めてはいますが、影響が一巡するまでまだ軟調に推移しそうです。