米雇用統計悪化で追加緩和が決定的
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- 2012.09.11
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米雇用統計が発表。非農業部門雇用者数は前月比9万6000人増にとどまり、事前予想13万人を大幅に下回る結果になりました。。
非農業部門雇用者数が事前予想はもとより、目安とされる10万人も下回る大幅悪化。
失業率は前月より0.2%低下の8.1%に改善していますが、これは職に就くことをあきらめた人々が多くいた為の後ろ向きな数字です。
ジャクソンホール・バーナンキFRB議長の雇用に対する重大な懸念が現実のものとなりました。雇用情勢の悪化が金融緩和への条件と取れる発言をしていたこともあり、FOMC(12・13日)での追加緩和はほぼ確実でしょう。問題は追加緩和の内容になってきます。QE3まで踏み込めるのか?それともゼロ金利の時間軸延長に留まるのか?また、QE3を行った場合でもその中身が重要視されます。
米雇用統計の悪化を受けて、市場の追加緩和への期待は確信へと変わっています。前日のADP雇用統計からの警戒感でやや値を下げていたこともあり、急騰幅は大きなものになりました。
金は1735.3ドル、銀は33.68ドルと大幅上昇。プラチナの上げは鈍いですね。
その他商品も全面高。月曜日にアジア・欧州と一巡するまで上げが続くか注目です。