米雇用統計サプライズ 貴金属も強気転換
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- 2013.04.06
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激動の1週間。
連日のサプライズで市場の景色は一変しています。
木曜日の黒田日銀による異次元の金融緩和に続き、昨日は米雇用統計でサプライズとなりました。
米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比8万8000人増と、市場予想20万人増を大幅に下回る衝撃の結果。このところの米景気・雇用状況の改善に楽観的な見方が広がっていた為、カウンターで衝撃が強まりました。
雇用統計のネガティブサプライズを受け、市場では早期の量的緩和縮小観測が急速に後退しています。
貴金属は雇用統計サプライズによる早期の量的緩和縮小観測後退で大幅に買い戻されています。金は1550ドル付近から終値1582.3ドルまで急騰。ファンドによる売り崩しが続いていましたが、今回も1550ドルの抵抗線死守成功。ここからどれだけ値を伸ばすことができるでしょうか?調整により溜まっていた売り玉が整理できたことで、上値は軽いものになるかもしれません。弱気から一気に強気へ方向転換。
プラチナも買い戻されていますが、金に連れらただけで、未だ1537ドルと売られ過ぎの状態です。
一方、為替は黒田日銀による異次元緩和バズーカーの影響で97円後半と、未だ円安の勢いが止まりません。このまま一気に100円をとっても不思議ではありませんね。