米雇用統計を経て貴金属は一段安
- UPDATE
- 2017.12.09
- GATEGORY
- OTHER
昨日発表された11月米雇用統計は、非農業者部門就業者数が22.8万人増と市場予想20万人増を上回る改善。尚、前月分は26.1万人増から24.4万人増に下方修正されています。失業率は前月変わらず4.1%です。
注目の平均賃金は前月比+0.2%と市場予想+0.3%に届かず。
インフレ関連指数である平均賃金が伸び悩んでいるという懸念はありますが、全体として米労働市場は堅調であり、12月利上げをさらに後押しする内容となりました。
米雇用統計後の市場はドル・米金利が上昇し、底抜け状態の貴金属は一段安となっています。少なくともFOMCまでは更なる売りが予想され、金は1200ドルを試す展開まであり得る状況。FOMCでの利上げ決定から盛り返していくというシナリオを予想していますが、来週も貴金属にとってつらい1週間になりそうです。