米雇用統計を睨み
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- 2014.02.06
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米雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計が発表され、民間部門雇用者数は17万5000人増と市場予想18万人増を下回り、昨年8月以来の小幅な伸びとなりました。
12月分についての修正も発表され、23万8000人増から22万7000人増に下方修正となっています。しかし、まだまだ12月米雇用統計(7万4000人増)とのブレは大きく、ひょっとしたら明日の米雇用統計で12月分が大幅上方修正されるという可能性も有りえます。
ADP雇用統計の悪化を受け、リスク回避の受け皿となった貴金属は急騰。金は一時1275ドルまで上昇しましたが、その後発表されたISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことで値が重くなり、結局は1256.9ドルの小幅上昇で終わっています。
また、米連銀総裁からはいつものごとくタカ派発言が続き、「月100億ドルの緩和縮小削減ペースを継続させ、年半ばにはQEを終了する」との事。継続的に同じ内容をアナウンスしている為、市場の反応は限定的です。
明日の米雇用統計に対し、警戒が強まる市場。市場予想は18万5000人増となっていますが、前月同様に寒波の影響は大きいと考えられるため、予想が難しくなっています。2か月続けてのサプライズとなるのでしょうか?