米雇用統計を前に米ISM製造業景況指数は悪化
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- 2016.09.02
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堅調な結果が予想されている米雇用統計を控え、市場の緊張は高止まり。
ビックイベントを前にポジション整理に忙しい中で米ISM製造業景況指数が発表され、49.4と市場予想52.0に届かなかっただけなく、節目である50も割り込む悪化となりました。
これを受け、米早期利上げ観測は後退。しかし、10万人割れレベルでのサプライズがない限り、米雇用統計による政策変更はないとの読みが大勢の中ではISM製造業景況指数の悪化による影響は限定的です。
ただ、FRBとしても目先の雇用情勢だけで追加利上げという重要なカードを切れるのかは疑問が残るところ。米雇用統計はブレも大きな指標だけに、予想を大きく上回らなければ、その他の経済指数如何で利上げ見送りという選択になる可能性も否定できません。
まずは今夜の米雇用統計の結果とそれに対する市場の評価待つしかないですね。