米雇用統計は失速
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- 2014.08.04
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注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が20万9000人増と市場予想23万人増を下回る結果。
先週の米GDPからの流れで強気に大きく傾いていた市場は、今回の雇用統計の悪化で冷や水をかけられることとなりました。行き過ぎた早期利上げ観測は調整され、売られ過ぎていた貴金属も買い戻される結果となっています。
一服状態の市場ですが、実際は大きな流れは何も変わっておらず、着実な米景気回復基調にあるという事を忘れてはいけません。今回の雇用統計の結果も、目安である20万人はクリアしており、前月6月の数値も速報の28万8000人増から29万8000人増に上方修正されています。また、同日発表された米ISM製造業景況指数も57.1と市場予想を越える改善となっています。
今週は目立ったイベントもなく、8月という事で薄商いの中で値が飛ぶ展開も予想されます。