米雇用統計は失業率サプライズ
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- 2012.10.06
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9月米雇用統計が発表され、非農業者部門雇用者数は11万4000人増と、市場予想11万3000人とほぼブレのない数字となりました。しかし、8.2%と予想されていた失業率が7.8%に低下のサプライズ。
予想外の失業率の改善でQE3の規模縮小が意識され、市場はリスク回避となっています。
労働環境へのFRBの警戒感は強いため、そう簡単にはQE3規模縮小には至らないとは思いますが、驚きの結果に当然の反応でしょう。
この結果で最も利益を得ると思われるのがオバマ大統領。11月6日に大統領選を控えるオバマ大統領にとって、非常に大きい実績となりました。怪しげな匂いがプンプンしますね。
貴金属もリスク回避の流れを受けて下落。金は1790ドル台から約10ドルの急落です。下落はしましたが傷は深くなりませんでしたね。やはり底堅い状態なのは間違いなさそうです。
この1週間を振り返ってみると、金は上昇してはいますが1800ドルを越えることは出来ませんでした。QE3によりレンジは一段上がりましたが再び膠着状態。強気要素が多い割に面白味のない相場となっています。スペイン支援が決定するまで上抜けは厳しそうですね。